Vol.25-2

9月6日(水)朝9時半、遂に一大イベントが開始される緊張の瞬間!のハズだった。 昨夜はちゃんとCiERAのヤツに、「8時半にモーニングコールよろぴく〜。」とメッセージを残しておいたのに、「ロゴぴー、いつまで寝てんのーっ?」と義理電をかけてきたのはナント9時20分! 「アホタレー、寝坊しやがったなーっ!」とわめきたてるも、彼の冷静な返答は、

「僕たちは既にシャワーも浴びて朝食に向かうところです。」

そ、そうくんのか・・・。 よお〜し、今日の私はロゴリゲスだ! 今に見ていろ!


Mr.Luckyでの朝食。 今日は気合い入れてくからねー!と、ホーレン草のサラダをバリバリ食べる。 これで準備も万端さ。 それにしても、気分がどんどん高揚してくる私なのに、この2人がミョーに落ち着きはらっているのがどうも気にくわん。

ロゴ: 「いやー、遂にこの日が来たね〜っ♪」

2人: 「そうッスね。」

ロゴ: 「何万個ものピンズ、早く見てみたいよね。」

2人: 「そうッスね。」

ロゴ: 「有名人もいっぱいくるだろうね・・・。」

2人: 「そうッスね。」

ロゴ: 「ブルドッグと言えば?」

2人: 「そうッスね。」

ロゴ: 「オタフクだったら(怒)!!」

2人: 「そうッスね。」

ロゴ: 「君ら、オレの話ちゃんと聞いてんの? 今日のイベント楽しみじゃないんかい? せっかく地球の裏側まで来たんだからさ。 今からこう、なんちゅーか、テンションってヤツを高くだね・・・。」

2人: 「アンタはいつも高いでしょ!」


9時30分、遂にイベントスタートである。 朝食時には平静を装っていた彼らも、今までに見た事のない程のピンズの嵐に、そりゃもう大騒ぎ! もちろん私も、日本から持っていったたくさんのピンズをバッグに詰め込み、数々のブースをまわり、テーブルの上に所狭しと並べられたピンズの中から、1つでも多くの持っていないロゴピンを探しだそうと必至だったのです。 メッチャ楽しかったよ、ぜひ皆さんにも体験して欲しいなあ!

もちろんブースを出すくらいのコレクターは有名な人間ばかり。 今までインターネット上のみでメールのやり取りをしていた彼らと直接会える! 私達にとっては初めての経験だったけど、彼らはいつもこんなスゴい世界でトレードしてんだね。 初めて参加した大イベント、私達にとっては会場をねり歩いているだけで何もかもが新発見。 「あっ、このRockyBeachって名前、知ってるぞ!」とか、「スペイン語で話しかけてくるアンタは、昨日ジュースをご馳走してくれた山男!じゃなかった、DavidRodだったね!」なんてのも。 その他にも、「KayParasさんって先月のサンフランシスコでのイベント主催者ですよねえ〜?」や、「髪の長いそのマスク、HRockmanだね。 えっ、日本の悪魔君によろしくだって?」などなど。 こう見るとHideちゃんもすっかり有名人なんだねえ。

あー、来てよかったあ。 4年近くかかってようやく彼らの名前と顔が一致しました(笑)。


イベントの数週間前、アメリカのHRCファンのML(メーリングリスト)に、「日本からロゴホリックとかいうロゴピン好きが、ロゴピン求めてわざわざPINDEXに来るらしい。」という恥ずかしいメールも流れていたらしいので、私のためにわざわざロゴピンばかり50個持って来てくれたコレクターもいた(笑)。 日本人の私を見つけた彼、

彼: 「スイマセン、ロゴホリックハドコニイマスカ?」

ロゴ: 「・・・・・、ここ。」

彼が差し出したロゴピン50個は、後期版のスモールロゴばかりだったけれど、せっかく持ってきてくれたので全部引き取りました(笑)。 そんな訳で現在私のロゴピンのダブリも130種類程になってしまいました。 しかしよく考えると、ロゴピンなんて普通トレードに使えないぞ・・・。 こんなに持ち帰ってきてどーすんだろうね、ホントどーしよ・・・(困)、誰かロゴピン興味ある人いません?

もちろん自分で会場を歩きまわって手に入れたロゴピンもたくさんありました。 特に嬉しかったロゴピンは、ピンコレクターズガイドにもプライスガイドにも掲載されていない以下の2つのロゴ。 皆さんに伝わるのでしょうか、この喜び。 おそらくは伝わるまい、所詮ロゴピンだもんねえ。

HRC International Large Yellow Mesh Back Tac Cloisonne
Dallas Large Yellow 3LT Weave Back Thick Print "DALLAS"

結局この3日間で手に入れたロゴピン、全部で95個。 最近は全く種類が増えなくなっていた私のロゴギャラリーも、今回のイベントで一気に35個も持っていないバリエーションが増えました(嬉)。 たいしたもんだね、アメリカのイベントってのは。 来年もぜったい来るぞ! いや、来たいな〜。 来れればなあ。 来れないかも・・・。 たぶん無理かな(悲)。


誰かが呟いた。 「あのオークションを仕切っているおじさんは、ピーターモートン(HRCを作ったエライ人)の片腕と言われているスゴイ人らしいよ。」と。 それを聞いた私、仲間2人を誘って記念撮影をお願いしに行きました、ただのミーハーだね。

「すいませーん、一緒に写真を撮ってくださいな。」という申し入れに快く応じてくれたこのおじさん、いい人じゃん。 貰った名刺を見ると名前はWarwickStone・・・。 はて、どっかで見た事あるような・・・? あっ! HRHのHP作ってる人だ! この人からメールも来た事あるぞ! よーし、オレ達の名刺も渡そうぜと再度彼を呼び止める。 「おじちゃん、僕らもちゃんと名刺あるんだよ。」と、出来たてホヤホヤの名刺を差し出すと、「オー、ユー! ロゴホーリック!」の叫びと共に、今度は彼の横を誰かが通り過ぎる度に、「カレハ、ロゴホリック!」とか、「コノヒト、ロゴズキ!」というように、なんと周囲の人間に説明をし始めた(困)。 その後も「ニホンノロゴホリック!」や、「ロゴピンダケアツメテル!」なんて言ってたけど、そりゃ違うぞい。 オレだってギターピンとかも好きなんだぞ。 こんな時、英語の微妙なニュアンスが解らないのが非常にもどかしい。 果たして彼は、“ロゴホリック”という通り名を知っていて紹介しているのか、それとも“ロゴ中毒”という名刺を片手にみんなの笑いをとっているのか・・・。 とにかく私がロゴピン好きという事だけは理解したようだ。

最終日には、デジカメを片手に会場をウロウロしていたこのおじさん。 今度は約1メートルの至近距離から、顔のアップの写真を撮らせてくれと言われました。 「撮ってもいいけど、売らないでね(売るか)♪」と快諾したものの、ホントに何に使うの?と尋ねると、HRHのHPにイベントのレポートページを作る際に載せるとの事。 ゲゲッ、そいつはマズいな・・・。 一応小さく、小さ〜く掲載する条件と、名前も出さないように言っておきましたが、イベントが終わって既に3週間以上経つというのに、いつまで経ってもホテルのページは更新されていません。 どうしたWarwick、やり込み中のゲームでもあるのか? 困った人だねえ。

その後もう1度ウンチク大王Bと私の2人でこのおじさんに話かけた時には、HRHの非売品ロゴを2つもくれたので、仲良く彼と1つずつ分けました♪ その場にCiERAはいなかったので、ヤツの分は無し。 ロゴリゲスに「あげちゃダメ!」って言われました(笑)。


イベントもそろそろ幕を閉じる最終日午後6時。 小さな女の子がたった2つのピンを手にトレードの申し込みに来ましたよ。 (さすがにこの子に余ったロゴピンを掴ませたら、仲間に何を言われるかわかったもんじゃないな・・・)と思った私、とりあえず適当なピンを幾つか持たせたけど、もうちょっとお姉さんがよかったな〜。 あと20年したらまたおいで、今度はもっとカワイイピンをあげようじゃないか! あ、ちょっと待て!! オレの名刺を持ってゆけ!!!


PINDEXを体験したメンバー全員の感想は、3日間で1年分のトレードが出来た!というもの。 イベントに参加した皆さん、本当にお疲れ様。 このページを10月1日の朝7時に書き上げた私もお疲れ様(笑)。 いつかまた行こうね、今度はもっと多人数で乗り込んで、アメリカ人の度肝を抜いてやりましょ! エイ、エイ、オーッ!

2ページも。 2ページにわたる読みにくい文章、おつきあい頂きましてありがとさんです。 いや久しぶりだったね、ロゴスピ書いたの。 全精力を使い果たしました・・・。

CiERA.NETのPINDEXレポートとあわせてお楽しみ下さいませ♪

写真提供: CiERA.NET管理人様


Vol.26

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