Vol.33-4

2日目、今日はホテルではなくカフェの方で朝食パーティーが予定されている。 ホテル主催のPINDEXが始まる前に、コレクターはみんなカフェに集結していたらしいね。 それもそのハズ、ココでは出席者のみに、イベント直前に発売されたウェイトレスピンの色違いが配られる事になっていたのだよ。 TAKちゃん大喜び♪

(金髪のお姉様は予約参加者のみGETできた非売品。 12周年ピンも同時発売!)

TAK: 「こんな演出がコレクター魂を刺激するってもんだ!」

ロゴ: 「その通り、非売品なら大切にしときましょ。」

念入りにピンの状態をチェックするTAKちゃん。 表面にキズなど発見した日にゃ、そりゃもう大変な事になってしまいます。 きっとこの人、あと3つくらいはGETするんだろうな。 ところでそんなに胸のリボンをツメでひっかいても、何も出てきやしませんよ。

私はこのパーティーを密かに楽しみにしていたのだよ。 皆さんには8月24日の日記で紹介しておきましたが、 旅行前にメールでパーティーの予約を担当してくれたジェニファーちゃんとは、いったいどんなお姉さんなんだろう? 私の頭の中には3人のチャーリーズエンジェルが浮かびあがり、キャメロンディアスやドリューバリモアがニッコリと微笑みかけてくるのです。 ああジェニファー! オレったら独身だよ、何とかして♪

朝7時、遂にレストランオープン! 入口で参加者用の非売品ピンを配りながら入場券のモギリをやっている日系女などに用はない。 オレにはジェニファーとの劇的な出会いの方が大切なのだ。 とりあえず駆け足でレストランを一回りしてみたのだが、何故かオレ好みの金髪お姉さんなどドコにも見当たらない。 オカシイな、「パーティーで会いましょ♪」ってメールが来てたのに・・・。 (そうだ、きっとショップにいるに違いない!)とMCDに向かってみれば、そこには既にイベント参加者どもが長蛇の列をつくっていたのだった。 (コイツらみんな、ロゴぴーの幸せを妬んでいるに違いない!)と確信したロゴホリック。 クソー、オレをキャメロンに会わせないつもりだな(ジェニファーだろ)。 だいたい何だ、わざわざバッジ交換のためだけにラスベガスまで来やがって(オマエが言うか)。 ジャマだ、そこのけアメリカ人。 朝からピンなど買うんじゃねー!

(来年はロゴホリック用にスペシャルなレジを用意しておけ!)などと1人ワガママな事を考えていましたが、それでも一応ルールだからね、今日のトコロはおとなしく列に並んでやるか。 オレの前で待っている小錦みたいなおばさんのせいで、ちっとも前が見えないのだが、だんだんと私の順番が近づいてくるにつれ、ジェニファーらしき店員の存在も確認できるようになった。

ロゴ: 「やあ、ジェニファー!!」

セクシー店員: 「ワタシハ、ジェニファージャナイワヨ。」

ロゴ: 「あれ、違うの? アンタでもいいんだけど・・・。 それじゃオレのジェニファーちゃんはドコ?」

セクシー店員: 「ジェニファーハ、ア ・ ソ ・ コ♪」

ロゴ: 「モギリかよ!!」


さすがはカジノの街である。 ラスベガスカフェのバーカウンターでは、ポーカーゲームを遊ぶ事ができるのだ。 そしてPINDEXのイベントにあわせて、バーのポーカーでフォーカードを出すと“ゲーミングガール”と呼ばれる300個限定のピンがもらえるキャンペーンをやっていた。 カフェの中では、誰かがフォーカードを3回出しただの、アイツは200ドルもスッたらしいだのという噂が飛び交い、まだ手に入れていないコレクターたちは、残りが無くなる前にGETするべく必死になっていた。 コレクターは皆、早朝や夜などのイベント時間外になるとポーカーテーブルを奪い合い、運よくGETした者たちは、その数を競いあっていた。

こんな噂が流れれば、必ずいるハズ、あの母娘・・・。

ギャンブラー娘。: 「だから、やり方がわからんっちゅーねん!」

ギャンブラー母。: 「出る台を教えなさい!」

おお、既に店員にイチャモンつけてるぞ・・・。 しかも母親は日本語だぞ。 とりあえず反対側のテーブルで頑張ろ(ロゴぴー、危うきに近寄らず)。

オレもチャレンジしてみたのだが、そんな簡単にフォーカードなんて揃うモノではない。 フォーカードならばエースじゃなくてもピンはもらえるんだけどね、コレがなかなか出ないのよ。 しかも1回5コインのBETという事は、たった数秒のゲームで約150円ずつ飲み込まれていくんだな。 当たれば一気に復活できるのだが、だんだん財布が軽くなってきた・・・。 あー。

と思っていた次の瞬間、

(ロゴホリックの実力を見よ! サルでもないのに何でもゲッチュ!)

ロゴ: 「出たー!!」

店中に響きわたるほどデカイ声で叫んでやったよ♪ バーテンダーやサーバーは拍手で祝福してくれている、まるでバースデーコールのようだ。 それを聞きつけたコレクターたち、食事をしている客までが立ちあがって画面を覗きにやってきた。

コレクターD: 「オー、ツイニデタカ!」

コレクターE: 「ロゴホリックガ、ヤリヤガッタ!」

コレクターF: 「オメデトウ、ロゴ!!」

オイオイ、握手まで求めてくるぞ!? そんなのスゴイ事やらかしちゃったのかな、ボク。 しかし、エースのフォーカードってのが何ともカッコいいねえ。 あの瞬間、オレは店内で1番輝いていたハズだ。 横で見ていたTAKちゃんはと言えば、どうやら数日前にGETしていたようで余裕の表情である。 親指を立て、“グーッ”な合図を私に送りながらも、しっかりと反対側の手に握りしめたピンをチラリと見せてくる。 さすがは大先生、アンタにはかないませんな。

ところでこのピン、水戸黄門に出てくる“かげろうお銀(由美かおる)”にソックリです。 50過ぎてもイイ女、毎回彼女の入浴シーンになると視聴率がハネ上がるらしいし。 とりあえずオレ的には“銀やっこピン”と命名しておこう。 まさかこのピンのモデルも50歳じゃないだろね。 何はともあれGETできてヨカッタ、これでもう思い残す事はなかったハズ・・・。

ギャンブラー娘。: 「あるで。」

ロゴ: 「のわーっ!!」

ギャンブラー娘。: 「ウチら、まだGETしてへんのや。 まさかこのままホテルに戻るんちゃうやろね。」

ロゴ: 「とんでもございません。」

ギャンブラー娘。: 「まあええわ、もう1個手に入れたらコッチへ都合してな。」

ロゴ: 「もちろんでございます。」

何とか開放されたロゴホリック、記念に撮影した証拠写真をデジカメのウィンドウに表示したままPINDEXの会場に向かい、ホールに集まり始めていたコレクターたち1人1人に見せて歩きました(笑)。 昨日までは誰からも“Mr.Logoholic”と呼ばれていたのに、今日は誰もが私の事を“Mr.Four Aces”と呼んでいる。 そんなに言うと改名しちゃうぞ♪

5ページ目に続く


Vol.33-5