Vol.34-3

(PINDEXの主催者、WARWICKおじさん“キングピン”。 胸にはギャン娘。が作ったボタンピンを付けている)

昨年のオークションに出品された、トランプ柄ロゴのプロトタイプ8個セット。 各4個ずつしか作られなかったうちの3セットがラスベガスホテルに送られたというのは、既に昨年私が1組持ち帰った時には聞いていたのですが、メーカーに残っていた最後の1セットも今年のオークションで出品されました。 私はイベントの開始直後にオークションのテーブルへ直行し、どんなアイテムが出品されるのかをチェックしていたので、(コイツもオレが日本に持ち帰ってやろう!)と心に決めていたのです。

しかし、オークションテーブルには何故か2セット置いてありました。 その時のロゴホリックは、(あれ、残り1セットしか存在しないハズなのに・・・)とは疑問に思わず、(2セット落札したら幾らになるかな♪)という中毒症状全開(笑)。 世界に4セットしか存在しないモノを3つ日本に持ち帰るつもりだったのか、オレ。 開始時間はちゃんと調べておいたのに、“跳ねる人”のご指名で英語でのトレード交渉を伝授していたら、いつの間にかオークションが始まっていたようで、遠くから私を呼ぶアメリカ人たちの声が聞こえてきたのです。

知らない外人たち: 「ローゴーッ!!」

今、行きまーす。

オークショニアは私が昨年落札したのを知ってるハズなのに、またしても入札額が上がるたびに私のところまで見せにきます。 その時点でこのセットを狙っていたのは3人くらいでしたが、オレがBIDしたら誰も反応しなくなってしまった・・・(笑)。 まあよい、キミたちアメリカ人はスタッフピンでもGETしてなさい。 コレは私がトレード用として日本に持ち帰る♪

うひょー、また1つレアなロゴをゲッチュしてしまったよ! 嬉しい私はトレードに忙しいTAKちゃんをわざわざ呼びとめ、セットを見せながら説明を始めました。 そうそう、キミには一緒に喜んでもらいたいのだよ。

TAK: 「あれ、コレ持ってるヤツでしょ?」

ロゴ: 「そうだけど、ロゴならやっぱりロゴハウスに保管しないとね。」

TAK: 「どうせなら明日のセットだけGETすればいいのに。」

ロゴ: 「2つもあればいいやろ。 もう1つのセットはキミに譲るよ♪」

TAK: 「違うセットだよ。」

ロゴ: 「!!!」

(加工違いの8個・・・。 今回初めてその存在が明らかに!)

ああ、よく見たら加工方法が違うセットだよ・・・。 そう言えば昨年、発売された4種と同じ加工方法の別バージョンプロトもあるとか噂されてたわ。 明日のオークションまで参加しちゃうとギャンブルの資金がなくなります、どうしよ・・・。

ロゴ: 「すいませーん、間違えちゃったみたい♪」

主催者のおじさん、いい人だ・・・。 私以外のコレクターにはどちらのセットでも問題はないからと、快く翌日に出品される予定のセットと交換してくれました! コレで16種類、ロゴギャラリーもますます充実!


その夜、私が部屋のベッドで1日の疲れを癒していると(ゴロゴロしてるだけ)、夕飯は他のホテルで豪華ブッフェディナーにしようとTAKちゃんからお誘いの電話がありました。 すぐに着替えて部屋を出ると、その時点で連絡がついた日本人コレクター5人(ロゴぴー含む)と仲のいいアメリカ人コレクターのおじさんがロビーに集まっていました。

「せっかくだから豪華リムジンで乗りつけよう!」というおじさんの言葉にみんな大喜び♪

ロゴ&TAK: 「すげー!」

みっきー&ギャン娘。: 「すごーい!」

リサ: 「わーい♪」 (また跳ねてる)

(ベガスにリムジンは数あれど、ここまでデカイのは見た事ねーよ!) 画像提供:みっきー

貸切状態じゃありません、貸切です。 こんな車に乗るなんてもう2度とないでしょう。 嬉しそうに飛び乗る彼ら、そして最後に優雅に乗り込むロゴホリック。 ディナーを予定していたホテルの前に到着した高級車、まるでアカデミー賞の受賞会場に乗り入れるハリウッドスターたちのようです。 夜のネオン街に妖しく光るリムジンから颯爽と登場したのは、Tシャツ姿のリサ&みっきー、短パンのTAKちゃん、そしてデニムシャツを羽織ったギャンブラー娘。でした。

どうしよう。

オレだけセレブかも。

しかし今回のオレとTAKちゃんは真面目だなー。 遊んでばかりいないでちゃんとピンのトレードもしたからね。 夜になってもキレイなお姉さんたちがムンムンしてくれるお店 とか行かなかったし。

4ページ目に続く


Vol.34-4