Vol.31-4

さあ、いよいよ始まるぞ! Mr.Luckyが改装中のため、楽しみにしていたホーレン草のサラダは食べられなかったけど、今日のオレはパワー満タンだ! 昨日ホテルのロビーでトレードしただけで、「もうトレード用のピンが無くなってきたよ〜。」と弱音を吐いていた大先生も、どんなにこの瞬間を待ち望んでいた事だろう。 高ぶる緊張感の中、イベント開始の合図とともに、TAKちゃんは解き放たれたライオンのごとく会場の中へ飛び込んで行きました!

(いきなりモノ凄い数のピンズ! コレクターは250人以上!)

今回1番大きなブースを確保していたディーラーは、セブンイレブンを数店舗経営しているというアメリカ人のおっちゃんだ。 どうやって手に入れたのだろう、彼のテーブルには数えきれないほどの日本のピンも並べられている。 バースデーギターはもちろん、東京の7周年ピン、シンガポールの1、2、3周年ピン、世界中のオープニングスタッフに古〜いシティーギターなど、日本国内でもそう簡単には見つからないのでは?と思えるほど入手困難な逸品までもが、ところ狭しと陳列されているのです。 オレもそのシンガポールの1周年ピン欲しいけど、きっと高いんだろうねえ。 しかしこんな豪華な品揃え、この人が日本に来ただけで、みんな欲しいピンを手にする事ができるんじゃないのかな? 「ところでオヤジ、こんなにたくさんの日本のピン、どうやって仕入れたの?」という質問には、「ヘッヘッヘー、ソレハナイショダ♪」などとおどけてみせるあたり、ますますアヤシく見えるよな。 TAKちゃんと2人、(コイツ絶対アヤシイぜ)とヒソヒソ話し合っていると、「イイモノアゲヨウ!」と何かのチケットを渡された。

ロゴ&TAK: 「・・・・・、これはいいモノをありがとう。」

セコイ、セコすぎる。 いつ使うんだよ、セブンイレブンのコカコーラ1本無料券!

もちろんテーブルの上に並べられたピンだけが全てではない! ピンが売れるたびに、次々と足元から新しいピンが補充されるのだ! 約50個ほどのピンズを入れた額縁が30ケースはあったでしょ、それから数え切れないほどのストックを入れれば、おそらく彼1人で3、4千個は持ってきていただろう。 このクラスのディーラーだけでも数十人はいるのだから、アメリカというトコロはつくづく果てしない国である。

(まるで居酒屋の裏に積みあげられた、ビール瓶のケースみたいだ!)


日本でも売っている熊のぬいぐるみ。 証明書を送るとサイン入りで送り返してくれるんだっけか? オレが持っていった名古屋の熊10個は、その全てのタグが頑丈に厚紙でプロテクトされていたので、それを見たヘリントン(メーカー名)の社長は大喜び♪ 「イヤ〜、キミハホントニヨク、リカイシテルナ!」だってさ、タグって大切なんだねえ。

(真ん中の写真、見覚えのある熊がチラホラ)

ぬいぐるみについて熱く語る若社長さん。 あまりにも感じのいいおじさんだったので、上の写真の彼の顔色も、フォトショップを駆使してちょっとだけナチュラルな色に加工してあげました。 フラッシュ消しとけばよかったね。


先着150組にプレゼントされる非売品のピンだって、欲しいと思えば必ず手に入る、それがPINDEXなのさ! オレたち2人、ちゃーんと1個ずつGETしてきたからね。 TAKちゃんは、「座ってるだけで、自分から他のコレクターを探さなくてすむのがスゴイよね。」なんて言ってたけど、会場に入って1番手前のテーブルに捕まってたら、誰も探す必要ないんじゃねーのかい?

とにかく、アッチの人たちって何事も豪快なんだよな。 レアなピンなんか、平気で「ソレハ500ドル!」とか言ってくるしね。 オレが25セントコインのスロットマシンで遊んでんのに、アイツらルーレットに100ドルチップをバンバン賭けるんだよ。 そして日本人がピースライトを取り出しゃ、アイツら直径2センチくらいある葉巻なんか吸っちゃったりしてさ。 圧倒されそうだったけど、オレたちイベント会場をくまなく歩き回ったし、ほとんどの人間に2人の存在をバッチリとアピールできたハズだよ。 初日にしてはオレたち上出来だったよな。 そう言やオレの知り合いの自称英国紳士という日本人で、昨年バハマ産の葉巻を1本燻らせながら、「やっぱシガーはキューバ産のCOHIBAに限る!」とかワケわかんないこと言ってるヤツもいたけれど、アレは何のサインだったんだろう・・・?

5ページ目に続く


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